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寝室の家具が決め手?深い眠りにつく方法

寝室の家具が決め手?深い眠りにつく方法

一日の疲れを回復するのは質のよい眠りです。よい眠りは睡眠環境に左右されます。つまり、寝室のインテリア次第で睡眠が変わると言っても過言ではありません。では、どのような寝室がよく眠れるインテリアといえるのでしょうか。決め手は寝室に置く家具にあります。ここでは、深い眠りにつくために、寝室の家具がどのような影響をもたらすかについて紹介します。

カラーもサイズも中間にこだわると落ち着く

寝室は雑多に家具を置かないインテリアが理想ですが、スペースが限られた日本の住宅事情で寝室に何も置かないというわけにもいかないでしょう。寝室に置く家具は、カラーやサイズ、配置にこだわると、よく眠れるお部屋に早変わりします。

◇副交感神経を活発にしてくれる中間色
深い眠りにつくためには、交感神経を抑えて副交感神経を活発にさせる必要があります。そのために役立ってくれるのが中間色です。中間色は、純粋な色に灰色がミックスされたような色のことを言います。いわゆる、スモーキーな色を想像してもらうとよいかもしれません。
その意味では、暖色系でも寒色系でも中間色が存在します。一般にグリーンやブルーなどの落ち着いたカラーが精神をリラックスさせてくれるといいますが、オレンジや黄色などの暖色でも中間色を選べば寝室にふさわしいカラーとなるでしょう。ビビッドな色を選ばないように注意して、お好みの系統のカラーで深い眠りにつきやすいインテリアにしてください。

◇背の低い家具でリラックス
ホテルなどのインテリアに注意してみるとわかるように、落ち着く寝室には背の高い家具が置かれていません。背の高い家具は、圧迫感をもたらすためです。寝室にチェストを置く場合でも、なるべく背の低いタイプを選ぶことで眠りに悪影響を与える心配がなくなります。
住居事情によっては、寝室にデスクを置いていることもあるかもしれません。その場合も、ベッドに横になったときに、デスクが高い位置に見えないように工夫することが大切です。床に布団を敷いて寝ている場合も、周囲が背の高い家具で埋め尽くされないように注意しましょう。

◇ベッドは部屋の中央に配置
ベッドは寝室の中央に配置するのが、よく眠れる部屋にするためのポイントです。ハリの真下などにベッドを置くと、圧迫感で眠りにつきにくくなります。横になって目に入るものに威圧感がないような位置に、ベッドを置いたり布団を敷いたりするのが、深い眠りにつくコツです。
ベッドサイドに家具を置くときにも、左右対称にレイアウトすることが基本です。寝室全体の調和を生んでくれるのは、左右のバランスをよくすることにあります。

癒しの空気を作ってくれるアロマと空気清浄機

清潔な空気と心地よい香りに満たされると、すやすやと眠ることができます。香りの種類にも快眠にいざなうものがありますから、寝室でアロマをほどよく炊くことはおすすめです。室内を澄んだ空気にしてくれる空気清浄機について紹介します。

◇質のよい眠りに入りやすい香り
神経を落ち着かせてリラックスモードに入ると、深い眠りにつくことができます。そんな状態へと導いてくれるのが、ラベンダーやオレンジ、カモミールといったアロマたちです。アロマオイルが気軽に購入できるようになり、寝室にアロマディフューザーをセッティングして就寝する日常を実現しやすくなりました。代表的な3つの香りには、それぞれに異なる心身の癒し効果があるのです。
ラベンダーは、ストレスによる緊張をといてくれる効果を持っています。不安やイライラは眠りを浅くしてしまうため、ラベンダーで心身の状態をストレスのない状態に導きましょう。スイートオレンジは、気分を楽観的にしてくれる効果があります。ついついネガティブな方向へと考えがいってしまいがちなとき、頭をリセットしてくれるのがスイートオレンジです。
カモミールは、体を疲れから解放してくれる効果に期待できます。筋肉が張り詰めているときなどの対策にも効果的です。女性なら生理痛の緩和にも役立ちます。

◇照明と一体型のアロマディフューザー
心地よく眠るためには、わずかに明るい間接照明が効果的です。間接照明機能つきのアロマディフューザーは、寝室の家具を減らすためにも役立ちます。アロマを炊くにもいろいろな方法がありますが、キャンドルでは火を扱うのが心配かもしれません。でも、電気を利用した間接照明なら安心です。このような背景から、アロマディフューザーと一体型になった間接照明は増えました。
中には、スピーカーと一体型のアロマデュフューザーもあります。お気に入りの音楽を楽しみながらよい香りに包まれて眠ることができます。

◇空気清浄機で室内の空気を清潔に
寝室の空気は、清潔に越したことがありません。朝、寝室の空気の入れ替えをするのがおすすめです。ただし、近頃はアレルギー物質やPM2.5などが社会問題になっているため、窓を開けたくないというお宅もあります。そこで大活躍してくれるのが空気清浄機です。静音モード付きのサーキュレーターでも、室内の空気を循環させることができます。
空気清浄機は、ホコリの他に、ニオイやウイルスを除去する機能を持つタイプもあります。いずれも眠りを妨げかねないため、空気清浄機をかけて就寝すると、心地よく眠れるでしょう。サーキュレーターは、冷房や暖房による空気を循環させてくれる機器です。空気が一定に保たれて、気持ちよく過ごせます。

眠たいときにすぐ眠りにつける家具

ベッドに横になってうとうとしてきたはいいけれど、照明を消すために立ち上がらなければならなかったり、枕元に置いた物が邪魔になったりすることもあります。眠たくなったらすぐに眠れるようにするのが、深い眠りに入っていくコツです。そのために便利な家具について紹介します。

◇サイドテーブルは移動式が便利
ベッドサイドにテーブルがあると、間接照明や目覚まし時計、アロマディフューザーなどを置いておくのに便利です。ただし、横になったときに頭と同じ高さの位置に物があると、圧迫される感覚におちいる恐れもあります。脚にキャスターが付いたベッドサイドテーブルなら、眠くなったときに一瞬で枕元から離すことができるのがメリットです。高さを調節できるサイドテーブルを選べば、ベッドの高さとの調節もしやすくなります。

◇スイッチに手が届きやすい間接照明
間接照明は、気持ちよく眠るために欠かせないといってもいいインテリアです。ところが、スイッチが遠くにあるような間接照明では、せっかく眠たくなったときにオフにするために立ち上がらなければなりません。眠たくなったときにすぐに眠れるようにするには、間接照明のスイッチが手元に近いところにあるのがおすすめです。
たとえば、クリップ式の照明にしたり、コードを伸ばしてスイッチを手元に引き寄せるなどの工夫をしてみてもよいでしょう。もちろん、リモコン式の間接照明を選ぶ方法もあります。いずれにしても、間接照明は照度にもこだわることが大切です。明るすぎる照明では、交感神経が活発になってしまい、眠りにつきにくくなります。

◇ゆらゆら揺れるモビールでリラックスモードに
お部屋に吊るすモビールが、意外に眠りにつきやすくなる効果を発揮します。就寝前には、読書さえ交感神経を刺激してしまうのです。ただし、何もしないで眠ろうと目をつむってみても、考え事があれこれ浮かんできて眠れない人もいます。寝室にモビールを吊るしておき、ゆらゆら揺れる様子をぼんやり眺めていると、気づかぬうちに眠り込んでしまうでしょう。コツは無心に眺めることです。
インテリア雑貨のショップでは、おしゃれなモビールが並んでいます。これまで興味がなかったという方も、寝室に飾るモビールを探してみてはいかがでしょうか。

まとめ

寝室の家具やサイズ、カラー、配置によっても、眠りの質が左右されることがおわかりいただけたと思います。深い眠りにつくための方法にもいろいろありますが、インテリアに気を配るだけで眠れるようになるのであれば、試してみない手はありません。

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