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狭い部屋でスッキリした印象を与えるインテリア術

狭い部屋でスッキリした印象を与えるインテリア術

日本の住宅では、限られたスペースを工夫して暮らしている人がほとんどです。小さなお部屋のスペースに置きたい家具や収納したいものがたくさんあり、悩んでいる人も少なくありません。ワンルームなどの部屋数が少ないお宅はもちろんのこと、子供部屋が狭い、リビングのスペースが足りないといったお宅も多いでしょう。ここでは、狭い部屋に家具を置いてもスッキリ見せるインテリアを紹介します。

ベッドとデスクを狭い部屋に収める、おすすめインテリア

ワンルームのお宅や子供部屋、書斎代わりのデスクを寝室に置きたいときなど、一部屋にベッドとデスクが同居することになります。想像しただけで、狭苦しく圧迫感を感じそうなお部屋ですが、工夫次第で狭い部屋でも快適なインテリアにすることが可能です。

◇ソファベッドとデスクの組み合わせ
狭い部屋ではベッドを置くのも一苦労です。シングルサイズでも、1m×2mほどのスペースや必要になります。ベッドを置いたら、他には何一つ家具が置けないというようなケースも珍しくありません。その点、ソファベッドなら昼間はベッドの幅半分のスペースにしておくことが可能です。デスクとチェアを同居させることもできて、寝るときには椅子をどかしてソファベッドを広げれば快適に眠るスペースを作れます。
ソファベッドとデスクの配置は、デスクの背後にソファベッド、あるいはデスクのサイドにソファベッドでもよいでしょう。ソファベッドにも多様なデザインがありますが、寝るときだけフラットにするタイプなら、スペースを調整しやすく便利です。

◇ベッドと折りたたみデスクの組み合わせ
ベッドは広めを選びたい、寝たいときには準備なく倒れ込むように横になりたいという場合、デスクを折りたたみにする方法がおすすめです。アウトドアのテーブルのように天板に脚が付いたようなタイプの折りたたみデスクもありますが、もう少しおしゃれなインテリアにしたいのであれば、デスクの天板部分をしまい込めるような棚タイプもあります。使わないときは、デスクがあるとも思えないようなインテリアになるのでスマートです。
デスクを折りたたみにするのと同時に、チェアも折りたたみにすると狭い部屋がスッキリしたインテリアになります。折りたたみチェアにもおしゃれなタイプがあるので、お気に入りを探してみてください。2人部屋のときなどは、細長い折りたたみデスクにして、重ねて収納できるような丸型のチェアを選んでみてはいかがでしょうか。

◇ロフトベッドとデスクの組み合わせ
一気にスペースが広がったような気分にしてくれるのがロフトベッドです。二段ベッドの二階部分だけにベッドがあり、下は自由にスペースを使えるようになっています。たとえば、ロフトベッドの下に収納家具を置き、その脇にデスクとチェアを置くと、狭い部屋にベッドも収納もデスクも置く夢が実現するでしょう。楽々と移動できる通路スペースも生まれて、ワンルームとは思えない空間になるのです。
ロフトベッドの下をまるごとデスクにすれば、デスクを広めにとりたい願いが叶います。お部屋のスペースによっては、デスクの背後にソファベッドを置いて、2人部屋にすることも可能です。

狭い部屋を広く見せるためのインテリア

狭い部屋をスッキリと広く見せるためには、家具や小物を使ってみるのがおすすめです。商業施設でもよく利用されているアイディアを家庭で活かすことができます。狭い部屋では、家具を兼用するのも鉄板アイディアです。少ない家具でも満足できるインテリアにする方法を見てみましょう。

◇ミラーで空間に奥行を出す
ミラーを利用して奥行を出す方法は、ショップなどでもよく活用されています。もっと奥にスペースがあると思ったら、鏡だったなどという体験をしたことがありませんか?玄関に置く人も多い大きめのミラーを室内に置いてみると、バッチリ奥行が出て広々したお部屋に感じられます。
大きめのミラーは、狭い部屋では倒れないように要注意です。しっかりスタンドが付いたミラーを選ぶか、壁に密着できるタイプのミラーが安心でしょう。

◇ガラス製のテーブルで広がりをイメージ
ガラスの素材は、透明感が出るのが特徴です。ミラーと同じように広がりを持たせる効果があるため、テーブルなどをガラス製で用意すると、狭い部屋を広々と見せてくれます。
よく用いられているのが、ガラスの天板でできたローテーブルです。高さが低いことで、お部屋全体の圧迫感を防いでくれます。ガラス製の家具は重いし割れないか心配という場合、アクリルを使ってみましょう。同じような透明感が出せます。

◇兼用にできる家具を増やす
狭い部屋では、家具をたくさん置くとゴチャゴチャしてしまいます。さらに、物理的なスペースが減るだけが問題ではありません。見た目が雑然とした雰囲気になってしまうため、なるべく家具の数は減らしたいはずです。そこで、家具の兼用をするとよいでしょう。
生活に必要な最低限の家具は、テーブルとデスク、椅子、ベッド、収納などです。このうち、テーブルとデスクはどちらかで兼用できる家具でしょう。ダイニングテーブルをデスク代わりにしてもいいですし、ローテーブルの高さを調節して食事も仕事や勉強もできるデスクと兼用にするのもよいでしょう。

アイディア収納で狭い部屋がスッキリ

ワンルームマンションなど、賃貸のお部屋にもあらかじめ収納スペースは設けられています。でも、十分なスペースとは感じられない場合もあるかもしれません。収納しきれない物があふれているお部屋は、狭いスペースが余計に狭苦しく見えてしまいます。スッキリと、しかもたっぷり収納できるアイディアを取り入れましょう。

◇ベッド下と棚下のデッドスペースを収納に
ベッドの下や棚の下などは、通常はデッドスペースになってしまう部分です。狭いお部屋では、当然のことながら有効活用できるスペースになりますから、余さず収納できるように工夫しましょう。ベッドや棚などの大型家具を購入するときにも、あらかじめデッドスペースを広くとれるようなタイプを選ぶと、狭い部屋にも収納スペースが広がります。
市販の収納家具にもベッド下用などがあります。元から収納が付いたベッドなども販売されているので探してみてください。

◇壁面を有効活用するピクチャーレール
壁面はスッキリさせることで空間が広く見えます。それでも、ある程度のスペースを収納に活用すると便利です。写真の収納なども、額縁に入れてアートにしてしまえばいいですし、ピクチャーレールを壁面に設置するのも一つのアイディアと言えます。
賃貸のお部屋では、額やピクチャーレールを壁に設置するのに抵抗を感じるかもしれません。しかし、最近では、跡が残らないように設置できる便利なアイテムも発売されるようにいました。特に、小物の収納などは、ピクチャーレールを利用するとおしゃれに演出できます。ボックスタイプの額を壁に取り付けても、中にコレクションなどを入れることができて便利です。

◇収納家具で間仕切りをする
ワンルームのお部屋の場合、玄関やキッチンが丸見えで味気ないといったことがありがちです。そんなときは、間仕切りを置くと解決できます。間仕切りを収納家具にすれば、目隠し兼収納に役立ち、一石二鳥。イメージもお好み次第で、ひねりがきいた間仕切り兼収納スペースを作ることが可能です。抜け感のあるシェルフなら、圧迫感を生まないインテリアにもできます。

まとめ

狭い部屋をスッキリ見せるには、少ない家具を上手に配置することが大切です。特に収納は、あふれそうな物をしまっておくのに活用できます。収納スペースを工夫してみると、狭い部屋にもたくさん物を置きながらスッキリ収まったインテリアを実現できるでしょう。

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