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1点からでもイケる!インテリアをアンティークでまとめるコツ

1点からでもイケる!インテリアをアンティークでまとめるコツ

1点からでもイケる!インテリアをアンティークでまとめるコツ

アンティークに憧れて、アンティーク調の部屋づくりをしたい、という方は少なくありません。しかし、アンティークというと高価で、アンティーク家具をたくさんそろえないと実現できないと思い込んでいる方も多いでしょう。しかし、それは違います。アンティークなインテリアコーディネートを可能にするのは、家具1点からでも始めることができます。お部屋を素敵なアンティークコーディネートにできるコツについて、紹介します。

アンティークはどれくらい古いもの?

あらためてアンティークについての基礎知識を知っておくのも大切なことです。アンティークの定義や歴史などについて紹介しましょう。

◇アンティークの定義
アンティークと聞いても古いもの?という程度にしか分からない、という方もいるはず。また、似たような言葉に、骨董やレトロ、ヴィンテージなどといったものもあり、どう違うのかがわからないということもあるでしょう。

アンティークというのはフランス語で「骨董品」という意味なのですが、厳密な定義などは存在しないのだそうです。通説としては1934年にアメリカが定めた通商関税法の中の一節から、「100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」のことをアンティークと呼ぶとされています。
ヴィンテージとの区別もあいまいですが、一般的には1950~70年代のアイテムをヴィンテージと呼ぶことが多いです。ジャンクというのは多少難点なあるものを指し、レトロというのは時代などに関係なく、懐かしく古いものを全般的にレトロと呼んでいます。

◇輸入アンティークでは英国ものが中心
日本に輸入されるアンティーク家具は主に1900~1950年代につくられたイギリス製のものが多いです。ほかにもフランスやベルギーの家具も多いのですが、特にイギリスは寒い気候もあってか、アーク材の木目が締まっていて非常に高品質だといいます。さらにイギリスは日照時間が短く寒いので害虫被害も少ないですし、年月の経ったものでもいまだ現役という場合が多いのです。さらにイギリスでは伝統を大事にする風潮があり、戦時中も戦場になることが少なかったおかげでアンティーク家具が多く残っていることも理由の一つです。

◇日本製なら明治や大正
アンティークはイギリスなど外国のものばかりではありません。日本製のものも人気があります。日本製のアンティークは明治半ばから大正時代の初めの頃の家具です。代表的なものが箪笥でしょう。細やかなデザインの金具がついた衣装箪笥、医師や薬屋さんが使った薬箪笥、階段になっている階段箪笥など、いろいろな種類があります。海外のアンティークも雰囲気があって素敵ですが、日本のアンティークも歴史を感じさせ、親近感を覚えます。

アンティーク風インテリアのメリット

アンティーク風インテリアに囲まれていると、まるでタイムスリップしたような感覚になります。懐かしく落ち着いた雰囲気に包まれるというのは、アンティークの大きな魅力の一つでしょう。しかし、このようなインテリアの魅力はそれだけではありません。アンティーク風インテリアのメリットについて迫ってみましょう。

◇使用感や重厚感による落ち着き
アンティーク家具は年月を越えて現在まで残っているものばかりですから、何年でも使い続けることができる上質な家具ともいえます。昔の人は物を大切にする習慣があり、長く使えるものを作ってきました。職人さんが手間ひまをかけ、ていねいに仕上げているのがアンティーク家具の魅力でしょう。使い勝手がよく、便利なものも多いアンティーク家具は、長年かけて使ってきたという重厚感が特徴の一つです。そのような重厚感を出すためアンティーク風に仕上げている家具もあり、人気を呼んでいます。

◇ぬくもり
木材を使って作られたアンティーク家具にはぬくもりを感じる方も多いはず。素材のぬくもりだけではなく、ていねいに作られた家具を大切に使っていたもの、というのがアンティーク家具です。ぬくもりを感じるのは、使用してきた人の「物に対する思いやり」を感じるせいかもしれません。

◇高級感
アンティーク家具の大きな魅力の一つは高級感です。高級素材を使っていることもありますが、装飾にも手間をかけ、繊細に作られているのがアンティーク家具の魅力です。昔、裕福だった人が使用していたものも多いだけに、材質や使用されている金具なども高級品を使っているのです。一つ一つが手作りでデザインも繊細ですから、本物のアンティーク家具には自然と高級感が漂います。

1点あるとアンティーク風に色を添える家具・小物

アンティークの家具や小物をそろえれば、部屋はアンティークな部屋になります。しかし、アンティーク家具は高級品。そういくつもの家具をそろえることはできません。そこで、1点でも部屋にあると、アンティーク風になる家具や小物を紹介しましょう。

◇シャビーシックな家具
古いけれど味があり、使いこまれた感がある家具に、品のある花柄やレースをミックスさせたかわいくて大人っぽい印象を与える家具。そのようなものをシャビーシックな家具と呼びます。使い古されている、と聞くと汚い、傷があるなどといったマイナスイメージを与えることもありますが、シャビーシックの使いこまれた風合いは、日本の和箪笥のような懐かしさを感じさせてくれます。中世ヨーロッパを感じさせるレトロ感が異国の雰囲気を醸し出し、幸せな気分になれるということで人気です。

そんなシャビーシックな家具を1点でもいいので置いてみましょう。イスやテーブル、鏡台などさまざまなアイテムがありますから、置きやすいものを選ぶといいでしょう。

◇ステンドグラスの雑貨
ステンドグラスは細やかな装飾と鮮やかな色合いがとても美しいです。ステンドグラスと聞いて、教会に使われているものを思い浮かべる人も多いでしょう。光を通すことで、色鮮やかな景色を楽しむことができるのもステンドグラスの魅力です。色合いはさまざまで、明るく華やかなものもあれば、シックな雰囲気のものもあります。

ステンドグラスの窓を作るとなると大掛かりですが、ランプや小物などなら、手軽に購入できるでしょう。ステンドグラスのランプはインテリアにももちろん素敵ですが、灯りをつけたときの美しさはいつまでも眺めていたくなります。

◇ロッキングチェア
ゆらゆら揺れるロッキングチェアが部屋にあるだけで、どこか懐かしく、心がやわらいでいく気がします。北欧家具のような温かみがあるのも魅力です。木製のものが多いですが、革製のものもあり、また、日本で生まれたロッキングチェアというのもあります。さまざまなデザインのものがありますから、和室でも洋室でも、どのような部屋でも心配はいりません。

部屋にロッキングチェアがきたら、飾っておくだけでなくゆったりとした座り心地を心行くまで楽しみたいものです。購入する際には、接合部分が緩んでいないか、損傷している部分は修復されているか、などをチェックする必要があります。また、ロッキングチェアは意外と大きなものです。玄関のドアや階段など、搬入経路についても確認するようにしましょう。

まとめ

アンティーク家具は見ているだけで心が落ち着きます。部屋にアンティークの家具や小物などが1点でもあると、部屋の雰囲気が変わるほど存在感もあります。自分のお気に入りの家具を見つけ、お気に入りの場所に置いてみましょう。また、これまで大切に扱われてきたことを忘れないようにして、購入後も大切にお手入れをして、ていねいに使うようにしましょう。家具のホンダにはさまざまなアンティークアイテムがあります。インテリアのホンダでアンティークな部屋づくりをしましょう!

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